2015年9月20日日曜日

The Nude Vol.2 (日本カメラMOOK)

 The Nude Vol.2 (日本カメラMOOK) を写真家渡邊安治目当てで買った。
感想は後にして、まず制作過程をどうぞ。


 最近お気に入りのCDを並べてみる。特に左上のKarjalan Sissitは、こういうイヤな事があって、怒り心頭してる時に最適。



面白かった本も並べてみる。

左上文字背景は緑金を混ぜているので実際は少しキラキラしている。

では雑誌の感想を。

  The Nude Vol.2を写真家渡邊安治目当てで買った。
 写真は日本カメラサイトより。

 渡邊の写真は以前、ポスト・アラーキーと呼ばれていたが、こうやって最近の写真を見ると最早「アラーキー」の肩書は不要。渡邊はアラーキーの写真に有った被写体との猥褻なコミュニケーションを拒否し、「目が死んでる」(人形的と言っても良い)モデルに清楚な服装をさせ、距離感を保って静謐な空間を創出している。
 正直、ペラペラのムックに税込1998円は出し辛い(渡邊のファンなら『Real Fake Doll』をもう一冊買った方がマシ。ちなみに今回写真家として登場してる七菜乃のファンなら村田兼一の写真集をもう一冊買った方がマシ)、しかしヌード写真家になりたいなら勉強のために買ってみるのも良いだろう。そして「パクるならどの写真が良いか」自問してみて欲しい。勿論、好みにもよるが、渡邊の写真しか真似したいと思えるのは無いだろう。百々新のパクりたいか?(すいません、絵でパクってしまいました。)二大カタカナ女性写真家クロダミサト(もう一人はインベカヲリ★)の写真見て、パクりたいと思うか? 少なくともオレはNOだ。
 写真家に限らないが、パクられてこそ、一人前(独自性がある)。なぜなら誰も二流・亜流の作品をパクろうとはしないから。ちなみに渡邊の写真は去年、中国で盗作騒ぎがあり、

左右並べてる写真の左が渡邊、右が陈琛裕。言及されてる写真集「七宗罪」はこちら。内容は良いので輸入して欲しい。 


 写真家陈琛裕(英名:Light Rain)が剽窃を認めていた。渡邊のおっぱいも女性器も出さない、香水のようにほのかな写真がエロに厳しい共産圏作家に影響を与えたと考えると面白い。ただライトレインの名誉のためにも言うが、パクってない他の写真は素晴らしい物ばかりなので、ぜひ日本で或いは中国で渡邊と二人展をやってほしい。


ま、堅苦しい文章は止めて、その他の感想を少し。

まず、なんかおかしいなと感じる一枚
 写真百々新、モデル古川いおり。まぁモデルは買ってからのお楽しみって事で隠すけども、これさ、奥の棚にグラス入ってるのに、手前のがプラコップっておかしくね? グラス使えや、みたいな。

 櫻井龍太グラビアの「ジャパニーズ・オッパイ・トリップ」シリーズはモデルがかわいくないのとポーズや背景(とのミスマッチ)が面白かった。ただし、巻末の「世界一周ヌード撮影紀行」が再録ってのは手抜きか。薄くて高い本作っといて中身は再録か!

 須田一政のインタビューに「SMスナイパー」とか「AZZLO」が出てきて面白いのに、聞きっぱなしでコール&レスポンスが無くて残念。これメールインタビューか? メールにしてもニ三回はやりとりしてくれよ。普通「アズロ」って単語出ないぜ、でも分かる人は分かるんだよ、あ、この人はモノホンのフェティッシュ写真家だなって。文中に『Rubber』も出てくるし、「最近はマネキンに惹かれて2年以上銀座に通って撮りました」とか言ってんだから、編集部で写真集の紹介ぐらいしてほしいよ。

マネキンをモデルにした最新作 『Rei』須田一政

 都築響一のインタビューもいらないなぁ。アマチュア写真家北村公の話は都築の「珍日本超老伝」を、川上四郎の話は「独居老人スタイル」を読めばいいわけだし。なんでアサヒカメラの話を「日本カメラ」でするわけ? プロとアマは目指す世界が違うとか言いながら、アマの方が実はプロより上なんですよとほのめかす感じが好きになれない。

 あとはグラビアページのお偉いさん達より、「あしぱん。」カメラマン松島和彦の写真もインタビューも面白かった。「(前略)撮影だけじゃなく、周囲にも気を張り詰めてるし、次々に段取りを考えなくてはいけないから、そんな余裕(ハル吉注:エロ妄想か?)は全くない。」だそうです。

余談:
渡邊安治写真展 「Tightened Life」  9月25日(金)~10月11日(日)神保町画廊
タイトゥンド ライフ -窮屈な生活-

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